論述試験は、面接試験と一緒になって実技試験を構成しており、その合計点で合否が決まります。この点が、国家資格キャリアコンサルタント試験の最大の特徴であり、この構成は、論述試験と面接試験が密接に関連し、相補的関係にあることを示唆していると思われます。
すなわち、「論述」に必要な論理的思考や見立てを正しく学び、面接試験に活かす。「面接」で見つかった課題を論理的に解明し、論述試験に活かすという関係です。こうした関連性を見つけながら実技試験対策を行のが、最も効率的な受験対策ということになります。
キャリコン実践研究会では、早くから論述試験対策の重要性を認識し、最低40点以上の取得を最低目標にしています。(論述で40点取れれば、面接試験は50点=50%で合格です。)そこで、逐語分析の視点から、問題把握の方法、解答文の書き方まで、詳しく『論述試験のポイント整理』にまとめました。当会の論述対策を利用し49点(50点満点)を獲得された方もいらっしゃるなど好評を頂いているテキストです。是非、お手にとってご確認ください。
テキストの項目は以下の内容となっています。
【論述試験のポイント整理の項目】
1)はじめに
2)論述試験とは
3)出題傾向の分析と対応策
3-1)キャリア開発協会(JCDA)
・問題への対応
・解答のポイント
3-2)キャリアコンサルティング協議会
・問題への対応
・解答のポイント
3-3)主な展開(案)・・・流れ
3-4)主な方策(案)・・・ヒント
以下にそれぞれの項目の概要をお伝えします。
1)はじめに
やみくもに論述対策に取り組むのは無謀です。ちゃんとした背景をしっかり抑えておくことが理解の早道です。当会では厚労省の『マ二ュアル』を基本にしていますので、その要点を最初に説明します。
キャリアコンサルティングの位置づけ、キャリアコンサルティングを行うための留意点、よりよい相談を行うためには、キャリアコンサルタントに求められる役割、などから成っています。
尚、論述試験は両試験機関によって形式や設問が異なりますので、当然のことながら対策の仕方も異なります。ですが、両方のアプローチを理解することはご自身のキャリアコンサルティングの幅を広げる意味でとても重要です。そこで、当テキストでは、両試験機関の内容を併記すると共に、固有の内容については項目を分けて記載するようにしています。受験に関してはこの違いを理解し、混同、混乱しないよう注意して頂ければと思います。
2)論述試験とは
論述試験の失敗は、面接試験において失敗を取り戻そうとする心理が働き、大きな負担となります。そして結果的に共倒れになる危険性をはらんでいます。
一方で、面接試験と違って論述試験は、自分一人の対応が全てですので、自分のペースで出来るという利点もあります。こうした特徴を捉え、作戦を練っていきます。
では、そもそも論述試験に求められる能力とはどんなものなのでしょう。われわれは、理解力、洞察力、文章力そして解答力なのではないかと思っています。
対策は、こうした求められる能力に対して足りない部分を強化していくことが出発点になります。そして、両試験機関の出題の特徴に合わせて能力の使い方をアレンジしていくことがポイントです。
また、両試験機関で使われる重要語句の解説も行っていますが、詳しくはベースとなるテキスト『面接試験のポイント整理』もご参照頂ければと思っております。
3)出題傾向の分析と対応策
「問題への対応」では理解力、洞察力という面から、「解答のポイント」では文章力、解答力という面から、如何に分析し、対応策を練っていったら良いかを説明しています。
3-1)キャリア開発協会(JCDA)
・問題への対応
逐語における対応の違いを見分ける視点、相応しいか相応しくないかを見分ける視点、相談者の問題を見立てる視点、そして展開を考える視点について、何を手がかりにして答を導き出すかなどを説明しています。
・解答のポイント
指定語句やキーワードの活用、問題と考え(価値観)との関係、解答文の構成や書き出し方などを説明し、併せて解答例も掲載しています。
3-2)キャリアコンサルティング協議会
・問題への対応
事例記録における相談の概要に関する視点、質問等の意図に関する視点、相談者の問題を見立てる場合の視点、そして進め方の方針に関する視点などについて説明しています。
・解答のポイント
事例記録の的確な引用、自己理解・仕事理解・その他からの問題点の指摘、提案や働きかけに関連した進め方や具体的表現方法を説明し、併せて解答例も掲載しています。
3-3)主な展開(案)・・・流れ
2つの試験機関はそれぞれ固有のアプローチ方法を持っています。その点を分かりやすく図を使って説明しています。出題は各設問がそれぞれ関連していて、設問全体でこのアプローチの理解を求めているというのが出題の意図だと思われますので、図を使って理解を深めてください。面接試験にも大変役立ちます。
3-4)主な方策(案)・・・ヒント
最後に、具体的な方策の一覧を掲げておきました。
お申込にあたっては、以下の点についてご承諾をお願い致します。
1)お振込は『即日』でお願いします。
・お申込は即日のお振込が可能となった段階でお願いします。(必ず受付票メールを受け取ってからお振込をお願いします。)
2)お振込後のキャンセルによる払い戻しはできません。
・ご理解の程よろしくお願いします。
3)必ずパソコンのアドレスからお申込ください。
・テキストのメール送付がありますので、必ずパソコン(アドレス)からお申込ください。(携帯のアドレスは不可)
4)連絡や応答にご配慮ください。
・お約束事項の遵守及び履行ができなくなった場合には必ずご連絡をお願いします。
5)「TEL(電話)」は携帯電話をお知らせください。
・緊急事態が生じた場合に使用しますので、必ず携帯電話の番号を入力してください。
6)その他
・振込手数料のご負担をお願い致します。
・「領収書」の発行はしておりません。
・当会と同じ事業を有償にて実施されている方のお申込はご遠慮ください。
・万が一、お客様のお振込金額の間違い等でご返金をご希望される場合は、『事務取扱手数料500円+振込手数料実費』がかかりますので、十分にお気を付けてお振込ください。
【テキストに関するご留意6項目】
1)本誌内に書かれている全ての文章等の無断転載、転用等を禁止します。
2)本誌によって生じたいかなる結果につきましてもキャリコン実践研究会は責任を負いません。
3)お振込を確認させて頂いた段階で正式注文とさせていただきます。
4)テキストは、PDFファイルにて、お申し込みのメールアドレス宛に送信します。
(添付ファイルが受け取れるようなパソコンのアドレスをご指定ください。)
(パソコンの受信環境はご自身でご用意ください。)
5)事務手続き上、送信に数日かかる場合もありますのでご容赦ください。
(お振込後、「振込証の写し」を送ってください。)
(「振込証の写し」確認後2営業日を目途にテキストを送信致します。)
(2営業日を過ぎても受信できない場合は迷惑メールをご確認の上お問合せください。)
(テキスト改訂時には改訂後2営業日を目途に送信します。)
6)内容は予告なく変更することがあります。
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